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自律神経失調症の治療薬はどのようなものか?

自律神経失調症はその原因が特定しにくいことから、病院にいっても自律神経失調症を根本的に改善するお薬を処方されることはほとんどありません。
漢方薬は自律神経失調症を根本から改善することができる治療薬ですが、病院での治療はまだまだ西洋医学が中心であり、漢方薬を処方する病院は非常に少ないのが現状です。
では、どのようなお薬が処方されるのかというと、交感神経か副交感神経のいずれかに偏った作用をしている自律神経の働きを一時的に元に戻してあげる薬です。

自律神経と神経伝達物質

自律神経が各器官に働きかける方法は神経伝達物質によって行われます。
自律神経のうち交感神経が興奮すると、交感神経の末端からノルアドレナリンという神経伝達物質が放出されます。
各器官にはノルアドレナリンをキャッチする受容体があり、この受容体が交感神経から放出されたノルアドレナリンの情報をキャッチすると各器官に伝達され作用します。
同じく、自律神経のうち副交感神経が興奮すると、副交感神経の末端からアセチルコリンという神経伝達物質が放出され、各器官のアセチルコリン受容体がその情報をキャッチすると、各器官に伝達され作用します。

ノルアドレナリンの受容体はα受容体とβ受容体の2種類に大別され、さらにα受容体にはα1、α2の2種類に、β受容体はβ1、β2、β3の3種類に細分されます。
α1受容体は主に血管に存在し血管の収縮、瞳孔拡大、立毛、前立腺収縮に関与しています。
α2受容体は主に神経終末あって神経伝達物質の放出、血小板凝集、脂肪分解抑制に関与しています。
β1受容体は主に心臓に存在し心臓の収縮心拍数の増加、子宮平滑筋弛緩に関与しています。
β2受容体は主に気管支筋、血管などに存在し気管支の拡張、血管平滑筋の拡張などに関与しています。
β3受容体は脂肪組織、消化管、肝臓、骨格筋などに存在し脂肪の分解に関与しています。

一方、アセチルコリン受容体はムスカリン性アセチルコリン受容体とニコチン性アセチルコリン受容体に大別されますが、副交感神経の末梢でアセチルコリンを受け取る働きをしているのはムスカリン性アセチルコリン受容体です。
ムスカリン性アセチルコリン受容体はさらにM1〜M5の5種類が確認されており、器官ごとに分布する種類が異なります。
神経伝達物質

自律神経の作動薬と遮断薬

自律神経失調症の治療薬は、この受容体を薬によって意図的に作動させたり、遮断させたりすることで各器官の働きを正常な状態に戻しているのです。
自律神経の受容体に作用して、低下した器官の働きを活発にする治療薬を作動薬といい、活発になりすぎている器官の働きを抑制する治療薬を遮断薬といいます。
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