自律神経失調症では、冷えやのぼせ、しびれという症状が現れますが、これらは全て血液の循環の異常によるものです。
通常気温や室温の変化すると、自律神経がその変化に対して自動的に反応し、体温を調整しているくれています。
体感温度が高くなると自律神経のうちの交感神経が働き、血管を縮小して血流を減らして体温を下げようとし、逆に体感温度が下がると自律神経のうちの副交感神経が働き、血管を拡張して血流を増やし、体温を上げようとします。
しかし、自律神経失調症の場合には、こうのうような自律神経による自動的な体温調整機能のバランスが乱れているため、交感神経の働きが高まり血管が収縮すると足腰が冷えたり、副交感神経の働きが高まり血管が急激に拡張すると顔がカッとほてったり、また、場合によっては「足は冷えるのに顔はほてる」という上半身と下半身の自律神経のバランスが互い違いに起こるケースもあらわれてきます。
また、しびれも冷えのケースと同様に血液の流れが悪くなり足の血行が悪くなったときに起こる症状です。