生活環境の変化によっておこる自律神経失調症

自律神経失調症は、日常生活の変化によって起こりやすくなります。
これまで経験したことのない社会環境や人間関係にさらされることで、精神的なストレスがたまり、自律神経のコントロールができなくなってしまうのです。

わかりやすい例が就職の時です。
就職するまではある程度自由のきく立場であり、社会的な責任感もあまりなく、人間関係でも自分と気の合う人とだけ交流を持てる選択の余地があります。
ですが就職をするとそうはいきません。
就職すれば社会人としての責任感が要求され、なれない仕事に焦って気が張りつめ、いやがおうにも職場の上司やお得意先などと交流を持って人間関係に気を使わなければなりません。
また、頑張ろうという気負いが強すぎて、無理に環境に適応しようとする気持ちが精神的な疲労の蓄積につながり、自律神経を乱してしまいます。
4月は進学、就職、配置転換などで環境が大きく変わる季節で、約1ヶ月たった5月の連休頃にうつ的な状態が現れることが多いため「5月病」という言葉をよく耳にしますが、まさに精神的なストレスによる自律神経失調症の症状と言えます。

一方、新しい生活環境による精神的なストレスとは逆に、気持ちの緩みによって自律神経失調症になることもあります。
例えば、定年になりつい最近まで行っていた責任のある仕事から退いたとき、生まれてからずっと育ててきた子供が結婚などによって家を出て行き、世話をする必要がなくなったとき、ローン返済などやりくりしていた家計が、経済的に余裕ができてほっとしたとき、というように今まで1つの目的に合わせて調子よく一定に保たれていた生活リズムに空白ができると、精神的な緊張がなくなり自律神経も不安定になってしまうのです。

このように自律神経失調症は、自律神経が緊張しすぎても、緩みすぎても起こりうるのです。
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